留学生

【質問】本国に住んでいる従兄弟が日本の大学へ留学を希望している。どのような手順から始めればよいのか。

回答
1.基本的な形:
勉強したい内容、語学力、資金力によって、以下のいずれかの形を選びます。
1)1年以内、学位の取得を目的とせず学ぶ(短期留学):
現在外国の大学に在籍している場合は、その大学の国際交流担当部署に、日本の大学(協定校)との間に学生交流プログラム(交換留学制度)があるか問い合わせましょう。半年から1年程度、英語で日本語・日本文化を教えるプログラムが多いですが、授業が日本語で行われるものや、特定の専攻分野を学べるものもあります。出願は外国の在籍校を通じて行います。
留学中も、授業料は日本の受入れ大学にではなく、在籍している外国の大学に支払います(ただし、別途プログラム参加費が必要な場合もあります)。
日本学生支援機構の奨学金「留学生交流支援制度(短期受入れ)」または文部科学省の奨学金に、外国の在籍校から日本の受入れ大学(協定校)を通じて申し込むことができます。

2)大学の学位課程で学ぶ(学士号取得):
日本の高校卒業に準じた学歴(基本的には母国で12年間の初等・中等教育修了)、学力、資金力、そして通常、日本語力が必要です。(多くのコースの授業は日本語で行われます)
日本人対象の「一般入試」以外に「留学生(外国人)特別入試」を設けている大学が多く、一般的には、書類審査、日本での面接、筆記試験により選考されます。日本語力については、「日本留学試験」や「日本語能力試験」の成績を参考にするところと、独自の日本語試験を課すところがあります。希望に合った大学をいくつか選び、直接詳細を問い合わせたうえで出願してください。
渡日前(日本の大学入学前)に予約できる奨学金としては、次のものがあります。
・文部科学省の奨学金:各国にある日本大使館(一部は日本の受入れ大学)を通じて申し込みます。
・日本学生支援機構の「私費外国人留学生学習奨励費予約制度」:「日本留学試験」受験時に申し込みます。

3)日本語を学ぶ:
大学付属のコース(留学生別科)、または私立の日本語学校で学びます。ただし、日本の大学進学のための準備コースが主で、日本の大学入学資格(学歴)が必要です。日本語を学ぶ学生向けの奨学金は少なく、かつ、日本語学校に入学してから応募できるものがほとんどです。外国の大学に在籍していて進学目的でない方には上述の「短期留学」をお勧めします。

2.特別なコース:
以下のようなコースもあります。
1)協定校以外の学生も応募できる短期プログラム (日本の大学に授業料を支払う必要はあります。)
2)渡日前入学許可によるコース 国外からの応募を受け付け、入学選考のために応募者を来日させず合否を判定する制度です。
3)英語学位コース
4)準備教育課程
10年や11年で初等・中等教育を修了する国もあります。この場合は文部科学省指定の準備教育課程を修了することで日本の大学の入学資格を得られます。

3.更に詳しい情報:
日本学生支援機構の「留学生支援―日本への留学情報」のホームページで、以下のような情報を得られます。
・日本留学のガイドブック
・特別なコースの一覧
・専攻検索
・奨学金情報
・海外で日本留学情報を得る方法(日本留学フェア等の催し、海外の拠点)
なお、出身国が支給する留学のための奨学金については出身国内で情報を得てください。

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