平成30年度結果 

9月27日に来阪した研修生8名は、29日間の研修を終え、10月25日に帰国しました。 今年は新たに、安藤忠雄氏設計の()禹煥(ウーファン)美術館(直島)や姫路文学館、兵庫県こどもの館(姫路)にも訪問しました。
研修日程

*平成30年度研修生

下記のとおり募集し、11カ国、51名の応募者から7か国8名(インド、インドネシア、タイ、中国、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア)の研修生を決定し、招聘しました。

応募要項   申請書

*OFIX 公式Facebookでの研修レポート

研修全体の様子は、OFIX 公式Facebookで9月28日から11月26日まで研修生のレポートを交え、13回シリーズで掲載しています。


  コチラ→ https://www.facebook.com/osakafoundation

*掲載紙

今回の修了式及び安藤忠雄氏の表敬訪問の様子が、下記の新聞に掲載されました。

  ◆修了式
   ・日刊建設新聞(11月1日)
  ◆修了式・安藤忠雄氏の表敬訪問
   ・建設通信新聞(10月29日)

*平成30年度研修生レポート

大阪府海外短期建築・芸術研修生招聘事業(安藤プログラム)に参加して

マデ ハリス クンカラ さん 〈インドネシア 平成30年度研修生〉

安藤プログラムの思い出は、忘れ難いものになっています。
このプログラムに関わったすべての人の多大なご配慮とご尽力に、大変感謝しています。

特に、安藤建築事務所への訪問は印象的で、格別な経験となりました。 安藤先生の、“建物というのは、自然と対峙するものではなく、寄り添うも の”、“建物の設計で忘れてはならないことは、敷地の背景や歴史、その周 囲への配慮”という言葉に感銘を受け、共生の重要性を再認識しました。

私は今、“Popo Dane Architect”事務所に戻り、インドネシアのパプア州とバリ、そしてフィリピンとで手掛けているプロジェクトに携わっています。安藤プログラムで受けた大和ハウス工業での企業研修で学んだ日本人の仕事に対する取り組み方は、今の仕事にとても役に立っています。仕事に100%集中する、質の高い仕事をするには細部にこだわる工夫が肝要だということです。

一方、安藤プログラム参加して自分の知識や技術不足を痛感し、建築に対する理解を深めるために、さらなる勉強と自分磨きが必要だと実感しました。現在、アメリカかヨーロッパでのマスターコースの申請を準備しています。マスターコースに進んでいろいろな経験を積み、将来、インドネシアの建築環境の構築に貢献できればと思っています。


*研修の様子
姫路観察
姫路視察
京都スタディツアー(詩仙堂)
京都スタディツアー(詩仙堂)
直島視察(ベネッセハウスミュージアム)
直島視察(ベネッセハウスミュージアム)
直島視察(李禹煥美術館)
直島視察(李禹煥美術館)
近畿大学ワークショップ
近畿大学ワークショップ
日本橋の家視察
日本橋の家視察

*平成29年度結果についてはコチラ
*平成28年度結果についてはコチラ
*平成31年度研修生は、当ホームページにて平成31年4月から募集開始予定です。


過去の研修生紹介

◆ イシカ アリム (バングラデシュ 2016年度研修生)

大阪府海外短期建築・芸術研修生招聘事業(安藤プログラム)を終えて

日本での安藤プログラムの経験は、建築家として、またひとりの人間として成長することのできた素晴らしい経験でした。一番の収穫は、デザインへの考え方に大きな影響を受けた安藤忠雄氏に直接お会いできたことです。

人と自然を思いやること、個人の利益ではなく、皆が協力し、考え、行動することの大切さを教えてくださいました。また大阪府職員の方々やグンタ・ニチケ氏とのプログラムも私に大きな影響を与えてくれました。

加えて、㈱大林組での実地研修では、複雑なプロジェクトの管理方法とその精密さのレベル、日本の労働倫理や文化にも驚きを隠せませんでした。日本の素晴らしいデザイン哲学を吸収するため、翌年再来日し、建築ワークショップに参加したほどです。

ストリートチルドレンへのコミュニティプロジェクト (ダッカ)

帰国後、ダッカのストリートチルドレンのための、地元資材を利用した、コミュニティプロジェクトに参加しました。フリーランスの建築家として、ただ建物を設計するのではなく、安藤先生のように、建設的な影響を与えられるようなデザインを設計するよう心がけるようになりました。

また日本での1か月間で、多文化適応性を身につけ、一生続くであろう国境を越えた固い友情を築くことができました。安藤プログラムで得た、日本のシンプルかつ洗練されたデザイン哲学への知識と多文化経験が、これからヨーロッパの大学で修士課程に進む私の原動力となってくれることでしょう。

私たち研修生を家族のように迎えてくださった関係者の皆様に感謝します。是非またこの素晴らしい日本を訪れたいです。

同期研修生Nelzaさんの
結婚式(ジャカルタ)

◆ アシュロン リオネル フランクさん(インド 2017年度研修生)
大阪府海外短期建築・芸術研修生招聘事業(安藤プログラム)を終えて
 

大阪から帰国し5か月以上が過ぎましたが、今でも鮮明に脳裏に焼き付いている安藤プログラムは、私の人生で最も重要な経験のひとつとなりました。

緊張と興奮を抱え来阪しましたが、安藤プログラムはまさに建築の巡礼の旅であり、日本の伝統建築と現代建築の両方を見学することができました。書籍で学ぶ建築と、実際に空間を訪れ体験することの違いをひしひしと感じました。


安藤先生を表敬訪問した際、私達研修生は、子供のように興奮を隠せませんでした。先生の世界観や、作品に取り組む際の意識の持ち方を聞くことができ、大いに刺激を受けました。先生は、政治、経済、芸術、歴史そして建築に関して、世界中どこでも、どのような状況にでも対応することができる幅広い知識を持つことが、建築家にとって重要であるとアドバイスをくださいました。

さらに、(株)竹中工務店で研修を受けたことは、有意義な経験でした。研修では、大規模なプロジェクトやチームの中での働き方やマネージメントについて経験し理解することができたと同時に、日本とインドの職場文化の違いについても学ぶことができました。

 

帰国後、同社での経験から、他国の職場環境を学びたいと考えるようになりました。現在はクウェートに移住し、小規模ですが若く多国籍なオフィスで、インスタレーション、パビリオン、住宅、タワーマンションや商業プロジェクトなど多岐に渡るプロジェクトに携っています。


 

安藤プログラムは、世界の人々、文化や建築をもっと見てみたいという私の探究心に火をつけてくれました。多くの素晴らしい人々に出会い、一生の思い出と友人をつくることができたことが一番の実りです。


◆ アピル ケー・シーさん(ネパール 2013年度研修生)
◆ ジャン インイーさん(中国 2016年度研修生)
◆ レレ ダワ ジーン エリザベスさん(インドネシア 2014年度研修生)
◆ シャナカ ダナンジャーヤさん(スリランカ 2012年度研修生)