大阪府災害時多言語支援センター
大阪府とOFIXでは、大規模災害時における府内在住の外国人に対する支援を円滑に行うため、大阪府災害時多言語支援センターを設置することについて、協定を締結しています。
この協定に基づき、発災後、大阪府とOFIXが共同でセンターを設置し、運営します。
大阪府災害時多言語支援センターの主な役割
行政機関等が発信する災害情報などを集約・整理した後、翻訳作業を行い、順次、多言語でOsaka Safe Travels 等に掲載
平成30年6月に発生した大阪府北部地震の際、本センターがOFIXフェイスブックに掲載した多言語情報はこちら
外国人被災者からの問い合わせやさまざまな相談に、多言語で対応
大阪府外国人情報コーナー(06-6941-2297 相談専用電話)

2019年度は、2回にわたり、災害時多言語支援センター訓練を実施しました。
2019年1月11日、近畿地域国際化協会連絡協議会との共催で、「災害時多言語支援センター」訓練を実施


今回訓練した「外国人電話相談」では、参加者が、トリオフォン(三者通話)を利用し、通訳を介して、外国人からの相談(今回は英語)に対応しました。また、「多言語情報提供」訓練は、あらかじめ準備した情報の中から、外国人に届けたい情報に優先順位をつけ、日本語原稿を作成した後、多言語(今回は、英語、タガログ語、韓国・朝鮮語)に翻訳したり、やさしい日本語への変換を行いました。
当日会場には、マスメディアの取材も入り、会場は熱気に包まれ、皆、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
2019年1月17日、OFIXと大阪府国際課は、「大阪府災害時多言語支援センター」訓練を実施


大阪府では毎年、阪神淡路大震災のあった1月17日に、地震・津波災害対策訓練を実施しており、それに併せて、今回の訓練は、南海トラフ巨大地震が午前9時30分に発生し、緊急参集した大阪府国際課及びOFIX職員が同センターを設置・運営している想定で、災害情報の多言語化(翻訳)と、その情報をOFIX フェイスブックで公開する訓練を行いました。
マニュアルに沿った『ファイル名の付け方』などの細かいルールの遵守には課題が残ったものの、これまでの訓練経験から、今回は短時間で14の多言語情報を作成することができました。
今後もこのような訓練を積み重ね、大規模災害発生時における本センターの円滑な運営に努めてまいります。
外国人のための防災ガイド
外国人のための防災ガイド(OFIX)
外国人住民の方が、地震に備えて普段から準備しておくこと、地震が起きた時の身の守り方等について、9言語(英語、中国語、韓国・朝鮮語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、フィリピン語、タイ語、日本語)でガイドブックにまとめています。
※冊子内の「安否の確認方法」の記載について
「①NTT災害用伝言ダイヤル(171)」の使い方については、2016年5月時点で使用方法が変更されていますので、下記の別紙(日本語併記)をご参照ください。
外国人のための防災ガイド(大阪府)
府民文化部都市魅力創造局国際課(一般財団法人自治体国際化協会大阪府支部)では、多言語による「外国人のための防災ガイド」(地震編)を作成しました。本冊子は在住外国人の方に直接利用いただく他、市町村等において在住外国人向けに防災ガイドを作成する際のモデル版として活用していただくよう作成したものです。下記からダウンロードしていただけます。
2021年3月に改訂しました。また、新しくインドネシア語-日本語版、ネパール語-日本語版を作成しました。
2021年4月に改訂しました。
2021年9月にやさしい日本語版を作成しました。
2023年3月にウクライナ語−日本語版、ロシア語−日本語版を作成しました。

災害用伝言ダイヤル 171
NTTが提供する「災害用伝言ダイヤル171」は、大きな災害が起きた場合に、安否等の情報を電話 ( 加入固定電話、公衆電話 )を使って音声を録音・再生できるシステムです。
- 171へは携帯電話からも利用できますが、詳細は各通信会社に確認
- メッセージは1件30秒以内で本ダイヤル提供終了まで保存
- 利用料、通話料金は基本的に無料、NTT 以外の通信会社の電話から発信する場合は各通信会社に確認
本情報(災害用伝言ダイヤル171)は、本ガイド発行年月日時点のものです。今後変更になる場合もありますので、詳しくは NTT 西日本/NTT 東日本のHPでご確認ください。


災害時外国人支援
6月18日に発生した大阪府北部地震の関連情報について、OFIXフェイスブックに掲載した情報を下記からご覧いただけます。
ライフライン
-
大阪ガス「マイコンメーター復帰操作」
- 日本語/英語(2018/06/21)
府内市町村・国際交流協会の情報
-
箕面国際交流協会「気象庁からの情報」
- 日本語(2018/06/19)
-
震源地周辺地域の多言語情報
- 日本語(2018/06/20)
OFIX主催事業
2020年度(令和2年)
実施日 | 事業名 |
2020/09/10 | 災害時多言語支援センター基礎研修 |
2020/10/20 | 第1回大阪府災害時外国人支援ネットワーク会議 |
2020/11/27 | 災害時に外国人支援に従事する関係者向けの研修・訓練事業 |
2021/02/05 | 第2回大阪府災害時外国人支援ネットワーク会議 |
2021/03/24 | 災害時多言語支援センター連絡会議 |
2021/03/25 | 災害時通訳・翻訳ボランティア研修 |
2019年度(令和元年・平成31年度)
実施日 | 事業名 |
2019/05/09 | 第1回大阪府災害時外国人支援ネットワーク会議 |
2019/06/20 | 第1回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2019/06/22 | 留学生等のための総合防災訓練 |
2019/07/25 | 第2回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2019/08/23 | 第3回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2019/09/06 | 第4回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2019/11/05 | 第5回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2019/11/08 | 第2回大阪府災害時外国人支援ネットワーク会議 |
2019/11/15 | 第6回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2019/11/20 | 第7回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2019/11/21 | 研修会「災害時の外国人被災者等のニーズ把握を考える」 |
2019/11/27 | 第8回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2020/01/17 | 大阪府災害時多言語支援センター設置・運営訓練 |
2020/01/28 | 第9回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2020/02/04 | 第10回 事業者向け災害時多言語対応講座 |
2020/02/12 | 災害時多言語支援センター連絡会議 |
2020/02/12 | 大阪府災害多言語情報ウェブサイト・アプリ「Osaka Safe Travels」運用開始 |
市町村・市町村国際交流協会等との共催事業
2020年度(令和2年)
実施日 | 事業名 |
2020/11/13 | 吹田市、吹田市国際交流協会(SIFA)、吹田市立民公益活動センター(ラコルタ)との共催事業 ~多文化共生社会における防災・災害時研修2020~ |
2019年度(令和元年・平成31年度)
実施日 | 事業名 |
2019/09/28 | 市町村災害事業支援「外国人市民のための防災セミナー~知ろう!箕面の防災 やろう!自分たちにできること~」 |
防災ネット
ポータルサイト「おおさか防災ネット」
大阪府では、ポータルサイト「おおさか防災ネット」を開設しており、災害時の避難場所等の情報を提供しています。また日本語以外にも、英・中・韓で気象情報などの緊急情報が掲載されています。
おおさか防災ネットの「防災情報メール配信サービス」という携帯電話用サイトに登録しておくと、災害時に気象や避難情報などの緊急情報を日・英で受信することができます。